人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

くらしのなかの編む縫う

amunu.exblog.jp

ギャラリーブリキ星

ギャラリーブリキ星_e0112619_23232965.jpg
西荻窪北口、商店街方面をずっと歩いて行ったところに、
「ブリキ星」さん、というギャラリーがあります。
住居の一階を店舗にしたスタイルでは、
今まで出会った中で、一番、
と言っても良いほど、ステキな空間です。



「ブリキ星さん、おやめになるそうですよ。」
先日、東中野「間・kosumi」さんで、
「次の展示は、冨沢恭子さんの展覧会みたいよ。」
と、お知らせもいただき、
初日の今日、お邪魔してきました。


わたし、冨沢恭子さんのバッグを、
2008年の「工房からの風」にて、
ひとめぼれして購入しました。


今回、バッグ以外の作品を見せていただいたこと、
その作品が、インカの遺跡のように、
すばらしかったこと、
「ブリキ星」さんで、見られたこと、
嬉しかったです。


帰り際、「間・kosumi」さんに、ばったり再会、
ご挨拶できました。
(数日前にお会いしたばかりだったので、
 まだ、覚えていてくださったのだと感じました♪)


冨沢恭子作品展「博物館」2010年2月10日~18日
西荻窪「ギャラリーブリキ星」にて。。。






いつも、通りすがりのお客として、
何度も訪れていました「ブリキ星」さん。。。

今日は、お茶を出していただきました。
いただきます、と、同時に、オーナーさんに話しかけてしまいました。

ギャラリー奥の天井が、吹き抜けで、
天窓があって、
壁は、塗り壁、柱は、木のまま、
その吹き抜けの横に、小さな和室があって、
そこで、
「本当に、もう、やめてしまうのですか?」
と、…。

9年間、190以上の展覧会をされてきたことや、
2年前にやめようと思ったことや、
今は、これからのことは考えていなくて、
やめるということだけ、考えていらっしゃるとのことや。。。

「ブリキ星」さんでしか、
展覧会をしないという作家さんもいらっしゃるようで、
大切な場所が、なくなってしまうというのは、
みなさん、どんなに残念なことでしょう。

初めて、お声をかけさせていただいて、
ギヤラリーの中にあるものを、じっくりみせていただいて、
そして、また、来週も来よう、と思いました。

冨沢さんの赤茶色の布作品が、
ぴったりギャラリーに似合っていました。



鉄を含んだ水が、小さい頃から住んでいる町あちこちで、
どぶ(溝)を赤茶色にそめていたので、

(どうしてか?というのは、山の土に鉄分が多いのか、
 焼き物の工場排水なのかは、わかりません。)

赤茶色のものは、あまり好きには、なれないな、
と、思っていたのですが、
冨沢さんの柿渋染めには、いつも惹かれてしまします。

昔、ペルーに行ったとき、
インカ遺跡出土品が、赤茶色をおびていたこと、
山肌が、赤茶色だったこと、
きっと、土に鉄分が多く含まれているからかな、
と、感じました。


「ブリキ星」さんで、
17世紀の<くぎ>をみつけ、
立ち止まってしまいました。
それも、赤茶色でした。


お茶、ごちそうさまでした。
by totoko110 | 2010-02-10 23:23 | ひとびと
<< 「She is …」 「バーデ... 和菓子屋さん >>